りらっくすチェアー

  日々、高齢者の方に接している介護士の方から、ゆったりとして身体をしっかり支えてくれる椅子を多くの方が探しているというお話を伺ったのは、3年ほど前のことです。プロデュースをする私自身もシニア世代になり、若い頃とは異なり、かっこいい椅子よりもゆったりと身体を支えてくれる椅子が欲しいと感じていました。
 谷工房では、これまでおひとりおひとりに合わせて、注文という形で椅子を作ってきましたが時間もかかりますし、価格も高価になってしまいます。そこでKUKUで、セミオーダーという形で出来ないかということになり、色々な方のご意見を取り入れながら試作を繰り返して、約1年をかけて制作したのが、「りらっくすチェアー」です。
 現在では、、若い方から高齢の方まで、広くご使用いただいています。

                                            
    特色 
 座を低くし(33cm)、後方へやや傾斜させ、合わせて背   も身体を楽に保てる角度に傾斜させました。

アームをつけることで、身体を椅子にしっかりと固定させ  られると共に、立ち上がりの時の支えになるようにしました。

お部屋の中で気に入った場所に移動しやすいように畳ずりをつけましたので、安定感も良くなりました。

より安定感を得られるように、身体に合わせて座の奥行き(2種類)とアームの高さをセミオーダーでお選びいただけるようにしました。

 
  ■ 仕上げ 


先日、お客様のご注文で、拭漆で仕上げた椅子が出来上がりました。
白木のカジュアルな感じとはまた異なり、漆の品格とでもいうのでしょうか。ぐっと落ち着いて一味違った雰囲気が出ました。

 

  ■ 布座 

 筋肉がだんだん衰えてきた身体でもしっかりと支えてくれるように、座には、ウレタンを使用し、布でくるみましたが、この椅子および、どこでもスツールも座面の布にはこだわりました。
 2種類の布を使用しています。
ひとつは、絹60%、綿40%のしっかりと織られた布で、新潟県小千谷の職人さんに柿渋で丁寧に染めてもらっています。もうひとつは、真木テキスタイルで織られているタッサーシルクと綿の手織りの布です。黒の綿の縦糸にタッサーシルクでポット柄を織り込んであります。
 又、KUKUの椅子はすべて、右の写真のように、座の裏もタッカーの跡が見えない様に丁寧にループで仕上げてあります。見えないところも丁寧に仕上げたいというのがオーダーメイドで培ってきた制作の基本姿勢でもあります。
 一般的な椅子張り用の布とことなり、伸縮がないので、座を張る職人さん泣かせではありますが…


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