工房見学会 2009.12.1

  
 この秋より、来春のスタッフの採用に向けて募集をかけております。 秋の展覧会で、製品を見て頂いた上で、工房を見学して頂き、よく検討してエントリーをして頂くことになっています。
 先週、見学会が行われました。たくさんの方が、本当に遠くから、出かけて来て下さいました。小さな工房に若いエネルギーが満ち満ちていました。
 

 在籍は職業訓練校、専門学校、社会人の方など。経験も美術系の学校で学んだ方、木工関係の仕事の経験にある方、全く異なる分野から木工の仕事を目指している方など。みなさん、それぞれに木工にたどり着いた道筋は、いろいろです。少し回り道をしてからのかたも高校からひたすらこの道を目標とした方も、木工という仕事に対して、一生懸命取り組んでいることが、皆さんから熱く伝わってきました。

 もの作り、そして木という素材。環境は異なっても同じ目標を持った方達と、一同に会して、工房の説明の後に自己紹介をして頂きました。同じ訓練校でも学校によって、教科の内容やシステムも異なり、良い情報交換となったようです。

 
 従来は、見学の日程はまちまちで、大体が仲間と一緒に来られましたが、今年は、このような形で一斉に行って良かったと思いました。 各地で同じ目標に向って一生懸命頑張っている者同士、仲間になれれば嬉しく思います。  工房で一緒に仕事をして頂く方は、残念ながらお一人ですが、縁あって、見学会で出会った方々が、その後も何らかの形で繋がってゆくことが出来たらと思いました。プロのネットワークはありますが、これからプロを目指す方々は、ご自分の置かれている環境でしか、仲間と繋がれないことが多いようですので。

 一期一会。スタジオ KUKUも今回出会った方々とこれからも繋がっていくことが出来たらと思います。ほんの少しでも、何かのお役に立つことが出来れば…
 何年か前の採用試験で採用に届かなかった人がいて、別の会社に就職しました。でも、毎年木の家具展に出かけて来てくれます。元気で頑張っている姿に出会うと、私どもも、なんだか嬉しく、励まされます。

 私が、KUKUの仕事を始めて、大切にしていることが、2つあります。
 ひとつつは「出会い」です。小さな出会いがその後、思わぬ形でいろいろな方向へ繋がってゆきました。現在のKUKUがあるのも、そのたくさんの出会いのお陰です。
 もうひとつは、「迷ったら、まず一歩、進んでみる」ということです。じっとしていては、何事も始まりません。勇気を持って、一歩踏み出すと、いつの間にか、何歩も進んでいたりします。 
若い時は、進んで違うかなと思って又戻って、別の道を進んでも、OK。 いくらでもやり直しは出来ます。

 工房見学にいらして下さった方との出会いから、私どものような小さな工房を訪れてくださったことに身の引き締まるような責任を感じたと同時に、可能性をたくさん持っていらっしゃる皆さん全員が希望する道へ進んでゆけることを心から願ってやみません。
 
 採用試験の日程も決まりました。採用する側にとっては、本当に苦しく、つらい決断の時が待っています…