春の節会展 コラボ作品紹介3  2008.02.19

 今回、次回と布の作品をご紹介します。

 Kaori Maki 真木香 さん
 
 KUKUで作っている室礼棚にあわせて、春をイメージした布をお願いしました。
 室礼棚を見ていただき、桜井三雪さんの木彫りの人形を置くことを前提に、真木さんなりのイメージを布で表現していただきました。
 出来上がってきた布は、ブルー・グレー系とピンク・ベージュ系の2種類。 どちらも春らしい優しい雰囲気がいっぱい!


  絹・麻・綿を素材とし、それぞれ、藍・胡桃・丹穀などの植物染料を中心としたもの、茜・胡桃・柿渋などの植物染料を中心としたものの2種類です。 ブルー・グレー系のほうは、長く、途中で横糸が変化しているので、雰囲気を変えて2倍楽しむことが出来る様になっています。
  ※丹穀:(たんがら) マングローブ/オヒルギ/メヒルギなどの樹の皮を使ったもの だそうです。

 色合いが微妙で、透け感もあり、置く場所や光の当たり方で表情の違いを楽しむことが出来ます。 今回の展覧会では、会場の関係でその微妙な所まで楽しんでいただけなかったのが、とても残念でした。 布も、ガラスと同様、自然光の下がもっとも美しいと思います。   

            


 桜井さんの木彫りの人形ととても良く合います。どちらの色の布と合わせてもぴったりで眺めていると、なんだかとても心穏やかになります。 お二人の作品からかもし出すものなのでしょうね。

 真木さんから送られてくる作品や伝票。いつもはっと心をうちます。
 作品をくるんでいる紙止めや伝票のどこかに小さな布がついているのです。 手間をかけ、心をこめて織った布は、どんなに小さくても最後の最後までその使命を全うさせてあげる真木さんの作り手魂のようなものを感じさせてくれます。
 包みを開けるわくわく感が一層高まります! 文字や数字が並んでいるだけの伝票も手紙のようないとおしさがあります…