東北関東大震災 2011.03.30




 未曾有の大地震が起きました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。日々、入ってくる情報に胸が痛くなります。被災していないのに心が折れそうになることがあります。被災地の皆様、御家族の方々のお気持ちはいかばかりかと…

 被災地の友人・知人の無事がわかった時には、本当にうれしく思いました。連絡は、携帯のメールや郵便でした。被災した友人から手紙が届いた時には本当にびっくりいたしました。アナログの郵便配達を見直しました。また 先日、仙台で津波の被害にあった知人が無事であったことを知りました。良かった!!
 
 今朝のTVでは、ある小学校の卒業式の様子が放映されていました。静かに涙を流す大勢の人たち。色々な想いが走馬灯のようにめぐっているのでしょう。つらい、美しい涙でした。負けないで、乗り越えてねと祈らずにはいられませんでした。

 今回の震災、地震と津波は天災です。けれど原発の事故はまさしく人災です。
先日、こちらでミツバチの羽音と地球の回転という鎌中監督の映画の自主上映とお話の会がありました。ちょうど上京していて、参加出来なかったのですが、参加した友人から話を聞き、色々な事を考えさせられました。 
 29年間東京で暮らし、東北や新潟地区の原子力発電所から送られてくる電気で何不自由なく暮らしてきたこと。そして、今は静岡の浜岡原発から送られてくる電気を中部電力を通じて日々使っていること。当たり前ではないことをあらためて、実感いたしました。その供給の多くをになっているのは、ほとんどを使っている都会ではなく、地方の方々であるのです。使っている私達皆がもっともっと原発や地域の方々の生活について知らなければならないと思いました。
 


 原発の災害に対して、東電の社員、技術者、自衛隊、消防署の方々が不眠不休で見えない放射能という敵と戦っています。 福島の知人から、現場の方々は1日2食、非常食や缶詰でしのぎ、椅子に腰かけて仮眠するか床で眠っているらしいとの話を聞きました。東電も保安院も政治や利権が入り込んで体裁を取り繕ってばかりいるようにしか見えません。真実を伝えていない様に思われます。

 今から20年近く前、環境汚染が問題になった時期がありました。子どもがまだ小さく、私なりに一生懸命勉強しました。DDTやダイオキシンなどの環境汚染、それによる環境ホルモンの問題がクローズアップされ、皆が危機感を持っていました。シーア・コルボーンの[奪われし未来」やレイチェル・カーソンの「沈黙の春」を知ったのもその頃でした。いつの間にか忘れられ(たのでしょうか?)いまは、どうなっているのだろうと思っていました。 今回の事故で、久しぶりに本棚からレイチェル・カーソンの本を何冊か取り出してページをめくってみながら、食物連鎖や環境汚染について、改めて考えさせられました。
 次の時代を担う若者や子ども達に、出来るだけ安全で美しい環境と自然、そしてたくさんの希望を残したいと強く思いました。
  

 福島の友人からメールが入りました。ガソリンの供給を5,6時間待ちを覚悟して並んでいるそうです。彼女は本屋さんに勤めているのですが、仕事を再開すると、連日すごい混雑で、たくさんの老若男女が競うように色々な本を求めて行かれるとのこと。命の危機の段階から少しずつ日常が戻っていくと、「人は食べ物だけでは満たされない。生きて行くには、心の栄養も大事ですね。」と結んでありました。なんだか、少し気持ちが楽になりました…
 このような時に生死にかかわるわけではない仕事をしていてもいいのだろうかとふと頭をよぎることがありましたから…  私達は、私達に出来ることを日々、粛々と続けて行くことが何よりも大切なのかもしれません。被災された方達の心にささやかでも寄りそう気持ちを忘れずに…


 猛威をふるった自然ですが、春、芽吹きの季節を連れてきてくれます。先日、とあるところで、たくさんのお花が生けられててありました。こんなときだからと様式にとらわれずに自然に元気よく生けましたとおっしゃっていた奥様。 中でも床の間に飾られていた深紅の椿の一枝に心をうたれました。凛としたその美しくも強い姿に接し、背筋が伸びました。花の姿にこれほどまでに心をうたれ、癒されるとは… これも自然の偉大な力、そして人の力なのですね。



 ※ボランティア・義援金に関しての情報のご参考に
  ジャパン・ハート: http://www.japanheart.org/
  NPO法人エコセン:http://www.ecotourism-center.jp/
   大きな団体よりもタイムラグが少なく、支援が速やかに届く様です。