台風一過   200709.10

★ 木の国 信州の被害 
  日本列島を縦断した台風。全国に大きな被害をもたらしました。


 信州でも、あちこちで大きな被害が出ました。長野県内の一部ではまだ停電している所もあるようです。
 自然豊かな信州では、倒木によって、電線を切断され、あちこちで停電や断水が起きました。特に軽井沢は別荘地  を中心に木が多い地区で倒木が相次ぎ、送電の復旧に困難を極めたようです。復旧に向うにも、道路をふさいでい  る木をひとずつ片付けないと,進めないようでした。
  小諸の工房でも、2日間に渡って停電をしました。こんなに長い停電は、初めての経験でした。
 夕食の途中で、不意に電気が切れ、真っ暗に。あわてて、懐中電灯やろうそくのともし火での食事となりましたが、そ れまで付いていたテレビの音が消えたと同時に暴風雨のすさまじい音が聞こえてきました。

 役に立ったもの
 現代の生活というのは、電気がないと実に不自由だということを実感しました。 電気以外の燃料で動くものもスイッチは、電気を使うからです。
 ガスと水道は使えましたが、お湯を使おうにもスイッチは電気を使います。 パソコンで、台風の様子をと思いネットに接続すると、バッテリーでパソコンは動くものの、モデムの電気が切れています。ラジオは、電気がないと聞けませんでした。 携帯電話のバッテリーも次第に心細くなってゆきます。
 そこで役に立ったのが、手動でハンドルを回して充電するタイプのラジオ兼懐中電灯でした。 何回もまわしながら、かろうじてニュースを聞くことが出来ました。それと、アロマ用の煤の出ないろうそくです。ひとつで1時間半くらい持ったでしょうか?
 ”備えあれば憂いなし”という言葉のように、日頃の備えを反省させられました。

★ 工房の被害
 翌日、明るくなった外へ出てみると、まあ無残な風景が広がっていました。
 折れてしまった木、傾いた木が何本かあり、あちこちから飛んできた木の枝が散らかっています。姫林檎や花梨の実がぼこぼこ落ちていました。


 でも、もっともショックだったのは、工房の裏の土地でシンボルツリーのように一人たっていたアカシアの木が、根こそぎ、倒れてしまっていたことです。 いつも季節の変化を感じさせてくれていただけに、残念です。
姉崎一馬氏の「はるにれ」という絵本をご存知でしょうか?北海道の原野にたった1本で凛として立っている木の写真絵本です。私の大切にしている本の1冊ですが、この木を見ていつもこの絵本を思い出していました。
 裏の林の木のようにみんなでスクラムを組んでいなかったので、たった一人で耐えかねたのでしょう…

 それでも、農家の被害を思うと、これくらいの被害で済んだことに感謝しなければなりません…