展覧会の見方  200806.10

 
名古屋で開催されているCHAIRSも、いよいよ明日、最終日をむかえます。 ご来場下さったたくさんの方々に心よりお礼申し上げます。私も8日に会場の留守番もかねて、日帰りをしました。
 同時開催の木工家30人展、スプーン展も盛況で、たくさんの方々が来場されていました。 とても素敵な作品が多く、何人かの作家の方々とお話いたしましたが、作り手の想いが伝わってきて、これからも良い作品を作っていって欲しいなと思いました。 スプーンも皆それぞれに工夫がされていて、私もいくつか求めましたが、使いやすく、暮らしの中で出番がふえそうです。
 
 8日は午後からフォーラムが予定されていた関係で、CHAIRSの会場は関係者=木工の仕事に関わっている人であふれていました。 たくさんの方に見ていただけたのはうれしいのですが、皆さんのあまりのマナーの悪さには、驚きました。

 もちろん、使うものですので、手にとって見たり、座ったりするのは結構ですが、指輪をした手で、椅子をなでたり、ズボンの後ポケットにたくさんの金属製のストラップのついた携帯を入れたまま、椅子に座ろうとしたり、本当に開いた口がふさがりませんでした。 断りも無く、写真を撮るのはあたり前。 あまりに自己中心的で他者への鈍感といったらいいのでしょうか? 苦言を呈しますが、このような方が、本当に良いものを作れるのでしょうか?使い手の気持ちにたった物作りが出来るのでしょうか?

良いものを作ろうと切磋琢磨している人は、他人の作ったものに対しても尊敬の気持ちを持って大切に接することが出来るのではないでしょうか?

 少し前までには考えられませんでした。 「今の若者は…」などという言葉を発したくはありません。一生懸命に素敵な仕事をしているつくり手をたくさん知っていますから… みなさん、マナーの良さはあたり前です。

 ご自分で展覧会をされたことのない方ばかりだったのでしょうか?
 展覧会を開催するための準備は大変です。
 気持ちをこめて、制作し、展示します。作り手の精一杯の想いを見ていただくのが展覧会です。 そのようなことを理解できない一般のお客様にたまに出会うことはありますが、作り手であるということが私には信じられませんでした。
 展示をしているたくさんの素敵な作り手に出会えた日ではありましたが、とても不愉快な思いをした1日でもありました。
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