友  2008.12.5

 
 久しぶりの更新です。 
 今年の秋は、展覧会が続き、本当に忙しい日々でした。 たくさんの出会いがありましたが、悲しい別れもありました。 昨年のこのコーナーでご紹介した友人が10月、突然亡くなりました。 あまりにも突然で、今現在も実感がわきません。いつも会っていたわけではなく、何ヶ月もご無沙汰ということもありましたので、今もそんな感じがしています。明日あたり、電話が来るかもという感じです…
 

 「相変わらず、いつもの様にいつものものをお送りできる幸せと共にお送りします。」と筆でさらさらっと書いた手紙と共に毎年、11月になると秋の味覚が届きました。 いつもの様に贈ることの出来る幸せ。その言葉がずしんと胸に響きます。
 
 感性豊かで博識。とても器用で、お針仕事が大好き。どこへ行くにも何かしらの縫い物を持って、少しの時間でも、何か作っていました。ギャラリーを主宰しながら、インテリアのコーディネーターの仕事もこなしていました。
どれだけたくさんのことを彼女から教わったことでしょう! 暮らしを楽しくするたくさんの工夫。 手をかけて心を伝える方法。 ちょっとした工夫でいつもが何倍にも素敵に、楽しめることを教えてくれました。

 
 初めて出会ったのは、友人のお通夜でした。 私にとっては初めての出会いでしたが、、彼女の方は以前に工房の生活が載った雑誌を見ていて私のことを知っていて、長野にいればいつか出会うこともあるかもしれないと思っていたらしいのです。不思議なご縁でした。

 日々の暮らしの中で、毎日必ず彼女に出会います。 菱形にきれいに縫われているコースター。小さなバック。薦められた本。コンパクトカメラ入れにしている美しい刺し子の袋 などなど。今の私の暮らしに欠かすことの出来ないものたち。みな彼女の手によるものばかりです。いつも、見守ってくれているような気がします…

 
 
 あまりにも、素敵な思い出がたくさんあるからでしょうか。不思議ですが、 悲しみがわいてこないのです。
 姿形は見えなくても、心の片隅にいつも住んでいてくれるから … ?