リース 2006.12.3

 木の家具展に向けてリースを作るのが恒例になって、10年ほどになります。初めて作ったのは、友人に教わったクリスマスリースでした。 もみの木やヒバの木の葉に野バラや松ぽっくりの実などを飾り付けて作りました。材料は家の周辺の野山で採集したものばかりです。このリース作りをはじめるまでは、冬イコール枯野というイメージで、冬の野山はつまらないと思っていたのですが、リース作りを始めてからは、秋冬の野山は宝物がたくさん!。散歩をしても車を運転していてもl樹木の葉や実ばかりが目に付きます。今では、私だけの採集mapが出来上がりました。

 庭の草花も、リースの材料として、大活躍です。春の種まきから準備が始まっているものもあります。
KUKUの仕事を始めてからは以前のようにたくさんは作れませんが、喜んでくださる方がいらっしゃるので、10月に入るとそわそわと作り始めます。
 藤、アケビ、葛の蔓を巻いて土台としたものに、その年採集した草花を花を生ける感じにおいてゆき、信州の野山の風景をイメージして作ります。心の赴くままに想いを形にしてゆく作業は、作ることのプレッシャーのようなものがなく、心を開放することが出来ます。